院長からのご挨拶

2001年に芦屋で開業して以来、ささやかながらも地域医療へ貢献できるように努めてまいりました。

 

阪神・淡路大震災当時、私はメーカーに勤務して関東に住まいしており、離れた所からその惨劇を見守るしかありませんでした。それまではEU経済通貨統合などの対応の為に主にヨーロッパに滞在し、ベルリンの壁崩壊や周辺で起こる大小様々なテロの中に身を置いて人生観に大きな変化が生じていた時期でもありましたので、変わり果てた地元を見て「何かお役に立てることは無いだろうか？」と悩む日々が続きました。

 

当時の仕事と現在の仕事とでは業種から何もかもが全く異なり、３０代の中間管理職にとっては清水の舞台から飛び降りる覚悟が要りましたが、もともと高校生の頃には鍼や指圧に興味を持っており、ヨーロッパでは現地人と慣れ親しむために指圧を施すとそれがとても喜ばれたり、一見健康そうでも実は病気などのトラブルに悩んでいる方が意外と多いことに気が付いたりして、「鍼や指圧などで人々のお役に立ちたい」と一念発起して会社を辞し、国家資格を獲得するために国指定の教育機関に入学しました。

 

そこで学ぶ内、病院に通ってはいるけれども中々成果が実感できずに困っている方も大勢おられることを知り、西洋医学とは違った東洋医学ならではの良い点を活かして、そのように困っておられる方にも成果を出せるような治療所を目指そうと強く決意し、当院の開業に至りました。

 

因みに私の出身は神戸ですが、若くして逝った母の代わりを自任してくださる方が芦屋生まれで、「開業するなら芦屋で」の一言で開業地が決まりました。

 

四種の国家資格に基づき、東洋医学である、整体、鍼灸、漢方薬などを総動員し、今後も皆様のお役に立てるよう研鑽を積んでまいります。

気になることや悩みなどをお持ちでしたら、どんなに些細なことでも、どうぞお気軽にご相談ください。

 

貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。